2019-08-15

モーニングページ

先月から、ノートに日記をつけ始めた。

日頃からSNSやブログに日々のことを

その都度書いているし

どうせ3日坊主で終わってしまうかもなーと

思っていたけど、

今のところ毎日続けることができている。



なぜ日記をつけ始めたのかというと

Taylor Swift13歳の頃から今に至るまで

ずっと書き続けてきたという膨大な数の日記帳を

インスタライブで映しているのを見たからだった。





実際にはこの写真に映る倍の数が

山積みにされていた。


「この日記の中には、

最悪な気分で学校から帰ってきた夜のことから

グラミー賞を受賞した歴史的とも呼べる夜のことまで

これまでのわたしの感情すべてが詰まっているの」

とTaylorは言っていた。



わたしはそれを見て、

普段人の目に触れる前提で

SNSに思ったことを発信しているけど

誰にも言えないような心の内やその日あったことを

誰にも見られない場所に感じたままに記して

残しておくっていうのはとても大切なことだなと思った。



そんなこんなでTaylorに完全に影響された私は

日記をつけ始めようと決心した。






これがわたしの日記帳である。

大好きなMIDORIMDノートに

大好きなえびのお寿司のシールを貼って

汚れないように透明なビニールカバーもしっかりつけた。



全てが完璧なノートが完成して

なんだか「整いました!」という感じがした。

それだけで気分が上がった。


どこにも持ち歩く予定なんてないのに

MIDORIのノート専用の知多木綿バッグまで

買ってしまった。

シンプルで過不足のないデザインがとても満足してる。



わたしはなんでも形から入るタイプな上に、

Googleで隅から隅までとことん調べまくる性格なので

このノートに決めるに至るまでにも

3時間くらいかけてじっくり吟味した。


日記を習慣化するには

自分が使っててどれだけノートに愛着が持てるかが

かなり大きく関係していると思ったからである。




普段から愛用しまくりのキョクトウのリングノート、

ど定番のロルバーン、

人気のモレスキン、

モレスキンにそっくりなのに

価格は安いAmazonオリジナルブランドのノート、

学生時代から何冊お世話になったかわからない

無印良品のノート、

360度丸めても元通りの耐久性のジークエンス、

ドイツの高級紙ブランドのグムンド



今まで知らなかった魅力的なノートを沢山見つけた。

世の中にはこんなに色んな種類のノートが

あるんだなぁと素直に感動したし、

欲しいと思ったものをとりあえず

カートに入れる作業をしてたら

いつの間にかとんでもない金額になっていた。

(もちろん後からほとんど外した)




話は脱線してしまったけど、

日記帳について調べてる途中で

モーニングページを始めてみよう!という記事に出会った。


これまで調べたノートの商品レビューの中にも

ちらほら「モーニングページのために購入しました」

という文を目にしていたので、

モーニングページってなんぞや?と思った。



なんでも、ジュリア・キャメロンさんという女性が

90年代初頭に出版した著書

「ずっとやりたかったことを、やりなさい(英題 The Artist's Way)

の中で提唱しているものらしい。

全米ミリオンセラーのとても有名な本らしいけど

わたしはその時初めて知った。




モーニングページのやり方は、

毎日朝起きてすぐに思ったことを

飾らずありのままに3ページだけ書いてみるという

とても簡単な方法だった。


何も書くことがなければ

「何も書くことないな~」と書けば良いし、

とにかくその時頭に浮かぶものや感じていることを

どんなに卑劣なことやくだらないことでもいいから

そのまま書くことが脳の排水につながるというのだ。




それを続けることで自分自身の思考を落ち着かせ

自分が何を考え、どこに行きたいのかを

より鮮明にしてくれる。

自分を知ることができると書かれてあった。

そしてそれは結果的に独創性を育てることに

つながるとも書いてあった。



普通に面白そうだなと思ったし

「日記を書くぞ!毎日のことを記録するぞ!」と

変に意気込むよりもただその時思ったことを

そのまま書けばいいだけ、くらいの気楽さの方が

返って続けやすいかもなーと思った。



そんなこんなでモーニングページを始めてみたら

これがまあ嘘かと思うほど良くて。


727日から始めて

いまのところ順調に毎日続けられている。


というか、何もかもその時の

素の状態で書けばいいだけなので

めんどくさいとも思わないし、


ノートの最初の1ページ目って綺麗に書こうとか

どんな風に書いていこうかとか緊張してしまうけど

なんでもいいならと下手くそな落書きを

混ぜながら始めてみたら書くのが日々の楽しみになった。


ぎっしりと埋まっていくノートの過程も嬉しく感じる。

昼夜不規則な生活なので、

朝ではなく真夜中に起きて書いたりしてるけど。



そして最近、ジュリア・キャメロンさんの本も買ってみた。

まさかの12週間かけて行うワークショップ形式に驚いたけど、

中身はすごく良いことが書かれていた。

(邦題、The Artist's Wayのままの方が

良かったのにとは思った笑)






クリエイティブに生きたい人とか、

やりたいことが見つからない人、

自分が何をしたいのか何が好きなのかがわからない人、

やりたいことがわかっているのになかなか動き出せない人が

自分の人生を豊かに生きるための方法や考え方が丁寧に書かれてあった。



ひねくれてるかもしれないけど

こういう類の自己啓発的な本って、

著者の「こうあるべき!」みたいな思考の押し付けを

感じてしまうたびにウッと抵抗が

生まれることが多かったんだけど、


この本はそんな抵抗も生まれることもなく

今まで抱えていた心のわだかまりが

すっと晴れるような表現が多かった。



日記をつけようと思い立って

棚ぼたラッキーでこんな素敵な本に出会える機会にも

恵まれてよかったな。




それにしても、今回のことで自分はやっぱり

文房具が好きなんだなーと思った。


文房具を見ている時、本当に心がウキウキする。

胸の高鳴り度だけでいうと下手したら

コスメや洋服を見ている時よりも勝っているかもしれない。



伊東屋も世界堂も、

2時間くらい余裕でいられちゃうもんな。


海外旅行行くときも、

どこ行きたい?って聞かれたら真っ先に

「文房具屋さんに立ち寄りたいな」って思うし、

スーパーや本屋にぶらっと立ち寄った時も

文房具コーナーはチラッと見に行ってしまうし。


文房具の世界はとっても魅力的に感じる。