久しぶりに
オンラインじゃない対面の仕事の打ち合わせだった。
おしゃれな人が沢山いる、おしゃれな場所での打ち合わせ。
ここ最近は、抜毛症があって美容院にも行けてないせいで
人に会うのもおしゃれするのも
気が進まない期に入っていたけど、
この間抜毛症のことをはじめて漫画に描いたら
取引先の方が、打ち合わせの前日にラインをくれて
「わたしも抜毛症のことを話したくて…」と言ってくれた。
その流れで
肌荒れしてるから恥ずかしいこと、
コロナ太りで人に会うのが恥ずかしいこと、
わたしも美容院に全然行けてないって話も
自然な形で話すことができた。
手を差し伸べてくれて、本当にありがたかった。
そのおかげか、打ち合わせの日は
人に会うのが怖くなかった。
ハイダメージでパサパサ、
プリンなんて通り越してもはやツートーンってくらい
黒々と伸びきったお粗末な有り様の髪だったけど、
恥ずかしいっていう感情は
隠そうとするから自分の中で余計苦しくなるわけで、
人にどう思われてもいいから
勇気を持って逆に手放してしまえば
こんなにも楽になるんだということを学んだ。
そして、人は自分が思ってる以上に
他人の見た目なんてどうとも思ってないことも。
なんか色々狭い考えに凝り固まっていたなーと気づく。
そして、抜毛症の漫画を描いた次の日に
宅配便が届いて、何だろうと思ったら
レオノールグレユのMさんから。
レオノールグレユの
マグノリアオイルと頭皮に使うトニックと、
スカルプブラシと共に
「髪のこと、少しでも気分が明るくなりますように」と
温かい言葉が書かれたお手紙が添えてあった。
レオノールグレユは、去年伊勢丹との仕事をきっかけに
美容に詳しいライターさんからおすすめしてもらって知り
どっぷり大好きになったブランド。
その勢いで勝手にラブコールとして
ヘアオイルがめっちゃ最高なんだーって
漫画に描いて紹介させてもらったのだけど
そこから生まれたご縁で今も
Mさんがこうしてすごく優しくしてくださって、
温かくて温かくて泣いてしまった。
勝手に漫画に描いて、
勝手に好きだと呟いて、
毎日香りに癒してもらって、
こんなことしてもらえるようなことを
何一つわたしはしていないのに
こうやって長い間気にかけてくださって、
なんてありがたいんだろうと思った。
優しい。
なんか最近、
今まで自分がしてきたことが
点となって繋がって
それが今の自分が落ち込んだ時に
救ってくれる実感をすることが多い。
SNSで好きなものについて語ることが
本当に何より楽しくて、もはや趣味で
(逆を言うと興味ないものについては最低限の社交辞令も
できないくらいわかりやすいんだけど)
そうするとありがたいことに
思わぬ形でそれが波及して、本家の人の元まで届くなんて
夢のある話がたまに起きたりする。
逆を言えばそれは
もしわたしが相手にとって失礼なことを言ってしまったり
敬意がないと捉えられる発言をしてしまったら
それも大好きな相手に届いてしまう可能性があるわけで。
そう思うとより一層、気を引き締めて
好きなものや人に対する敬意と、熱意を込めて
発信しなきゃなと思うわけです。
尊敬する女性の一人、
オプラ・ウィンフリーさんの名言で
「成功するための最善の方法は、
自分の好きなことを見つけて、
それを他の人のために使うこと」
っていう言葉があって
わたしはその言葉が本当に大好きで。
自分が小さいころから辞めずに今まで続けてこれて
苦じゃないと思う唯一の
漫画を描くこと、絵を描くことが
人に喜んでもらえるために使えることが
本っっ当に幸せだなーと思うんだ。
綺麗事に聞こえるかもしれないけど、
何を持って「成功」とするかは人それぞれだとして、
そりゃお金はあればあるほどいいのもわかるけど
自分が普通に暮らせていけるくらいのお金が稼げれば
(あとは病気になったり家族に何かあった時に
困ったりしないくらいの多少の蓄えとかできれば)
莫大な富や地位や名声を得ることより
人に役立つことができたことの方が
よっぽど心が充足されるんだと
感じることが多くなった。
(無頓着すぎてもっと節税しなさいと税理士さんには怒られるけど笑)
もちろん上昇志向というか、
誰にも負けたくねー!!とか
もっともっと高みを目指したい!!とか
面白い漫画描きたい!!とか
負けたくねー!!って
誰よりもドロドロに思ってる自信もあるけど。笑
なんか最近は、
新しい企画段階の仕事で
自分の絶対に譲りたくない部分と
クライアント側の意図と要望が
どうしても重ならなくて
色々ぶつかっちゃうこともあって
ベストな形で応えたいのに!っていう気持ちと
ここは絶対曲げたら後で自分が後悔することになる
っていう直感的な気持ちが
どうにも折り合いがつかなくて
苦しかったこともあった。
何も出てこなくなっちゃったり
正解がわからなくなっちゃったり。
絶対手にしたい、この仕事を!!って
強く思ってるのに
そこをわたしが器用にできないから
自分の才能の無さに打ちひしがれたり。
それで結局、白紙に戻ってしまって。
まあそんな苦しいこともあったからか
より一層、自分の好きなことを描いて
ご縁が生まれたり
人にありがとうって言ってもらえたり
エールをもらったりすることの
ありがたさをひしひしと感じた。
あまり人と馴れ合うのも苦手だし
自分の領域に誰かを入れるのも
人の領域のなかに入るのも下手くそで
よく誤解を生んだり人間関係のトラブルとか
起こしがちだけど、
わたしには漫画があってよかった。
漫画家になれてよかった。
製紙会社でいつも紙を大量に持って帰ってきてくれた父。
わたしが描いた絵を猛烈に褒めてくれた母と友達。
仕事を辞めるのに背中を押してくれた友人。
SNSで見つけてくれた編集部の人たち。
全ての点と点が繋がって
今があるわけで、
絶対に一人じゃ無理だった。
なんか大げさに感動を誘ってるような
いい子ちゃんぶった日記みたいになってるけど
思った時にこういうことは言わないと
だめだよな。素直に。
その人に読んでもらってなくてもいいよ、
言葉にすることに意味があるはず。
ありがたいな。
本当に周りと漫画に救われている。
なんかもっと、真摯に向き合っていかないとだめだなあ。
当たり前のことは一つもないよな。
自分の好きなことで、人に返していきたいよ。
そのためにわたしは頑張んないとな。
ブレない軸にしよう。
今、オプラ・ウィンフリーさんの
金言集を読んでたら
「怖いものがあっても、それ自体に私たちを
支配する力はない。
それを怖がる自分の気持ちに支配されてしまうの。
真実を見つめれば、きっと不安から解放されるわ」
って書いてあって
うわあああオプラさーんっっ!!てなった。笑
本当にそうだよね、
最初に話した抜毛症のこととかも、本当にそう。
自分が恐怖だと感じているその心に支配されて
なにもできなくなってしまうんだ。
なんか支離滅裂な日記になっちゃった。
終わり!
明日も頑張る!