2018-08-05

サワサウラ


久しぶりの更新。

7月の頭に、下半期はもっとまめに

ブログ更新しようと宣言して

今日に至るまですっかり放置してた。


でも、このブログはとっても居心地がよくて

好きだし大事に思ってるんだ。

ならもっと書けよって話なんだけど。笑



思ったことをのんびり書いていこうと思う。



最近のわたしは、朝の8時からNHKでやっている

夏休み子ども科学電話相談という

ラジオ番組を毎日聴いていて


それを聴くために早寝をして

7時50分に起きるという生活を送っていた。

すっかり朝型の生活に戻すことに成功し、

太陽の光を浴びるという良い習慣を

久しぶりに取り戻すことができた。


加えて今年の夏の酷暑ぶりを

思い知ることにもなったわけだけど。




この、夏休み子ども化学電話相談という番組。

毎日ツイッターのトレンドに浮上するくらい

大人にも子供にも絶大な人気を誇る番組で、

わたしが説明するまでもないのだけど

子どもたちが感じた「なぜ?どうして?」を

大人の専門家たちが電話で真剣に答えていくという内容で

それが本当におもしろくって毎日聴き入ってしまう。




たとえば、

「お父さんがお風呂に入るとお湯が溢れるのに

わたしが飛び込んでも溢れません。

どうしてですか?」という質問。

体積が違うからだよという一言の説明で

普通は終わってしまうような質問だけど、

「体積」というものをまだ知らない子どもたちが

理解できるように言葉ひとつひとつを

わかりやすいように紐解いて、

なるほど!と子どもたちが納得する答えに

たどり着くまで大人たちがやさしく説明するのだ。




たまに子供がわからないような難しい単語を

うっかり使ってしまうようなことがあると

司会者のひとが気を利かせて

「先生、それはなんて意味なのかしら?」

と補足してくれたり


先生自身が

「これは◯◯が原因で~、

あっ!ちょっと言い方が難しかったよね、

◯◯というのはね」

と途中で気付いてなるべくわかりやすく

伝えようとしてくれる場面があったり。


優しさが垣間見えてなんとも素敵なのだ。




子どもたちはそんなふうに

先生たちがわかりやすく教えてくれた答えを

無言で聞いていたり

大人顔負けの礼儀正しい言葉遣いで相槌をうったり

メモを取る鉛筆の音がカリカリと聞こえてきたりと

十人十色の聞く姿勢とリアクションが返ってきて

それがまたこの番組の面白いところなのだ。



大人になったら疑問にも思わないような

子供ならではの視点から投げかけられる

「なぜ?どうして?」が

まぶしすぎるほど鮮やかで

純粋で、可愛くて

それに答える大人たちの優しさに溢れた

言葉のひとつひとつにもきゅうっと胸が締め付けられる。



あと、大人でも

理解していると思い込んでいただけで

実際はよく理解してなかったことも教えてくれるので

なんだかかしこくなれた気分になる。笑





自分が子供の頃感じていた世の中の疑問も

思い出させてくれた。



わたしは子供のころ、星がよく見える冬になると

最大級の厚着をしてベランダに出て

親が買ってくれた天体望遠鏡で星の観察をしていた。


そのとき鼻と目のあたりにあたる

真新しい望遠鏡のゴムの独特な匂いを

幼かったわたしは「これは星の匂いだ!」と

勝手に結びつけて、たまにこの匂いを感じることが

暮らしの中であると両親に得意げに

「今、星の匂いがしたよ!」と言っていた。



親にある日、

「星の匂いじゃなくてそれは望遠鏡の匂いだよ」

と言われたとき子供ながらに

なかなかのショックを受けた。

「じゃあ星の匂いは一体どんな匂いなんだろう?」

と一日中もんもんとしていた。



大人になるにつれて

そんなことを疑問にも思わなくなったし

この番組を聞くまでそんな疑問を抱いていたことすら

すっかり忘れていたけど

20年余り経った今でも真新しい機械の部品の匂いを嗅ぐと

「あ、星の匂いだ」と思うことがたまにある。



もしわたしが今子供に戻れたなら

夏休み子ども科学電話相談の先生に

「星はどんな匂いがするのですか?」と聞くと思う。


先生たちはどんな答えをくれるんだろう。




また別の話をすると、

ある日番組内で

「自由研究で桃太郎の恐竜版の物語を作りたいんだけど

ティラノサウルス(鬼)を倒すには

どういう恐竜のキャスティングをすればいいか」

という質問をしてきた少年の自由さは

こんなことをわたしに思い出させてくれた。



わたしが小学2年生?くらいの頃。



周りの友達は自由研究で

植物の観察や、モールで塩の結晶を作る実験など

科学にまつわることを研究しているのに対し

わたしは当時なぜか

「お店より美味しいうどんを家で作ることはできるのか」

というなんとも奇想天外な研究をし、

夏休みの半分を費やして毎日うどんを生地から作り

食紅をまぜて色を変えてみたり

うどん粉を変えてみたり

裸足でふむのと靴下でふむのは味はどう変わるか

(もちろんビニールをはさんで)試したりと、

母親に「死ぬほど面倒くさかった」と言われた研究をしたのである。



そして夏休みが明けて

理科の授業でみんなの前でひとりひとり

研究の内容と結果を発表する日がきたのだが、

理科と全く無関係の研究をしたわたしは

友達の立派な研究結果を見たとたんに

恥ずかしくて恥ずかしくて仕方なくなって

友達にも「うどんってなんだよ!笑」と笑われ

一日中「お母さん、こんなことを研究してごめんなさい」

としくしく悲しんだ。


そして翌年からは

無難でよくある理科にまつわる自由研究を

提出するようになった。




でも今思えば、

あの時のわたしはきっと

「とっても美味しいうどん」が食べたくて

純粋にうどんについて研究したかったんだろうし

それを恥ずかしく思う必要もなかったのだ。


あのころの自分に

「恥ずかしく思う必要はないよ、

な研究なんだから」と言ってあげたくなった。


子供の頃のそういう純粋な

好奇心や探究心は

とっても尊いものだから。


長くなったけど

桃太郎の恐竜キャスト版を作ろうとしている

あの少年のおかげで、

忘れかけていたそんな記憶を思い出させてもらった。



家族で囲いながら

連日飽き飽きするほど食べた

太さがバラバラの少し芯のあるうどんの味も。





日曜日が終わって

また明日から夏休み子ども科学電話相談が始まる。

とても楽しみだ。



4 件のコメント:

  1. またこれ、おや?ステマかな?のやつで終わるという(笑)わたしもこの前ブログ久しぶりに書きました︎☺︎定期的にふらっと書きたくなった時に書ける場所があるって素敵なことですよね💚

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    1. 私が日付を間違えたせいで、結果的にステマのような感じで終わるという。笑
      ブログって最高ですよね!自分の気持ちを長くかける場所って本当に良いものだなと思います!

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  2. manami.3282018/08/06 0:37

    ブログの方には初めてコメントさせて頂きます!
    私も小学生の頃の自由研究でセミについて
    研究したことを思い出しました、、、
    未だに友達とかに女の子なのになんでセミなの?(笑)
    って笑われたりするんですけど、
    セミ取りに行くぐらい大好きだったんですよねぇ。笑
    (今は怖くて触れもしません笑)
    そうゆう子供の頃の純粋な興味っていいですよね。
    明日から放送がないので聴き逃し配信で
    まだ聴いてないやつ聴こうと思います♪♪
    こんなにいいラジオを教えてくださって
    ありがとうございました����‍♀️

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    1. まなみさんコメントありがとうございます!蝉の研究すごい!今は苦手なのに、子供の頃魅力的に感じて仕方ないことってありますよね。子供の頃だけ感じることのできる純粋な興味って本当に不思議で、素敵なことだと思います!
      そんな純粋さに触れられるとっても素敵な番組なので、ぜひ聴いてみてください♪

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