2020-04-16

爪先で立つ


2020年、

あっという間に今年も

3分の1が過ぎ去ってしまった。


早くも今年はいろんなことがあり過ぎて

何から書けばいいのかわからないのだけど

まず言えるのは、

最後にこのブログを書いた

20191231日の世の中と

今の世の中はまるで変わってしまったということ。



近い将来教科書に大々的に載るような時代を

今のわたしたちは

生きているんだろうなと

毎日考える。


当たり前だったことが

当たり前じゃなくなって

人間関係もちょっとしたことで

ピリついて


沢山の人がフラストレーションの

はけ口をインターネットにぶつけている。


「まさかこんなことになるなんて」が

毎日すごいスピードで更新される。



もともと在宅仕事ではあるものの

「家にいなくてはならない」という

状況下となると心持ちも多少変わる。


決まっていた広告漫画の仕事も

外出を促すメッセージ性があったため

今は時期的にそぐわないということで

白紙になった。


決して他人事ではない

ニュースで流れる恐怖が

あまりに身近に差し迫ってきている気がして

明日はいよいよ我が身だと

戦々恐々とした気分になる。



今年に入ってからドラマ化が決まったり

単行本が発売になったり

お祝いをしてもらって

嬉しいこともたくさんあった。


本当はそんなハッピーに満ちた日のことだけ

書けたらよかったけど

今は手放しに喜んでいられない状況。

複雑な気持ちでこれを書いている。


今はただただ目の前にある

仕事を全力でやること。

身の回りの大事な人たちの無事と、

そしてこの状況の収束を祈るばかり。



放送中のドラマには

本当にたくさんの人たちが

この作品に携わってくれていて

その上で出来上がっていることを知っているから

その人たちに

言葉にならないほどの感謝と

申し訳なさがある。

どうかずっと何もなく、

みんな無事に元気でいてくださいと思う。


はーほんと、すごい春だ。

こんな気持ちで日々過ごすこと

今まで生きてきて一度だってなかった。

とんでもない春だよ。






・新しい暮らしのスタイルについて。



まず朝起きて

原宿のヨガ教室がインスタライブで

毎日行っている45分間の朝ヨガレッスンをやる。


運動不足で凝り固まった筋が

気持ちよく伸びて

いい感じにほんのり汗をかく。

水をたくさん飲んで

スッキリしたところで

朝昼兼ねたご飯を食べて

カリカリと原稿仕事をして

区切りのいいところで夜ご飯を作る。

お風呂にはいって、寝る。


ひたすらこの繰り返し。



食料と日用品の買い出しは

毎回ちょっとしたイベントのように

意気込むようになってきた。


だいたい毎週水曜日に

1週間分の食材と必要なものを

買いに行くようにしているのだけど

(天気が悪かったら前後にずらす)


近所の薬局とスーパーに行くだけなのに

道順ひとつ完璧な動線を考えて

とにかく一切無駄なく動くために

アクション一つ一つを

ずらりと書き出したメモを片手に

全くその通りこなすようにしている。

そして家に帰ってきたときには

どっと疲れている。


遂行中の脳内BGM

ミッションインポッシブルのテーマ。



わたしの仕事をする上での

重要なガソリンだったスタバも休業。

仕事の打ち合わせは電話かスカイプ上のみ。

唯一電車に乗るのは

1ヶ月に1度の歯列矯正の

ワイヤー調整の日のみ。


歯医者に行く日なんてもう

ウイルスにぶつからないように

戦場を突き進む電撃イライラ棒になった気分。



せめて栄養だけでもしっかり取ろうと

毎日献立をしっかり考えて

自炊するようになった。


ベランダに出て数分間でも

日光を浴びるようにしたり

家から出られない分

部屋に置く雑貨や香りものとか

ちょっとしたもので

気分を高めていこうと心がけるようになった。



この暮らしに定まりつつなるまでに

かかった時間、なんと1ヶ月足らず。

ものすごいスピード感。

これからさらにまた

色々変化して行くんだろうな。


正直不安なことの方が多い。

でもこういう不安な時だからこそ

人の優しさがとてもありがたい。


わたしは本当に愚かな人間だから

すぐ俯瞰で物事が見えなくなって

思い上がったり間違いとか後悔ばっかりして

ふと我に返った時に何もない自分が嫌になる。

そういう時でも、いつも人には優しくいたい。

そのことを忘れるな自分よ、と思う。



こんな大変な時でも

自分の作品読んでくれたり、

温かい言葉を投げかけてくれる人や

居場所与えてくれる人。

身体の心配し合う家族だったり

面会謝絶の介護施設から

応援の電話をくれる祖母がいること。

その全部がどれだけありがたいことなのか

いつも忘れないようにしたい。

自戒の念を込めてここに書く。


本当に、人ってすぐ

自分だけの力でなんとか生きてきたと

勘違いしたり、忘れるから。



まだまだ自分はふわふわ浮ついてて

本質的なこととか

自分が大事にしたいことに対して

まっすぐ向き合って生きていない気がする。

この暮らしを送るようになってから

さらに強く思うようになったから

有り余るほどのこの

パーソナルな時間を有意義に送りたい。



ただただ忙しく過ごしてて

何をすればいいかも

あんまり考えずぼんやりしてた時は

悩みもしないから

答えももちろん出なかった。


今はこの時間があったおかげで

何ができるのか何をしたいのか

悩み始めるようになった。

徐々に自分の中から自然と

答えを導き出せたから

あとは少しずつギアを入れ替えて

ちょっとずつ突き進もう。



悠々として急げ、だ。

開高さんは

なんて素敵な言葉を

この世に残してくださったのか。


座右の銘を改めて、心に刻みたい。










1 件のコメント:

  1. ミツコさんのブログ更新、待ってました!

    私もこの未曾有の状況の中、ネットやテレビを見ては悶々鬱々としたり、会社への出勤が部制になって引きこもりの日々をどう過ごすか毎日葛藤していたり、こんなことしてていいのか?これからの生き方や人間関係考え直さないといけないかもなとか考えてしまったり。
    春なのにコスメも服も楽しめなくて。
    何より1番は、今まで親しかった人、決して悪い人でなかった人たちの、この自粛期間への考え方の価値観の違いにミツコさんが仰ってたように心がやられたりして、疲れました。

    そういうときに、自分が好きだと思ってずっと見続けているアカウントの方のブログや写真の投稿が更新されているのを見ると、ああみんな環境は多少違えど同じ部分あるんだ。私だけじゃないんだ。と少し安心させられます。
    ミツコさんもそんな私の心の拠り所にさせていただいてる方のおひとりです。
    漫画もドラマもコスメレポも毎回楽しみに見ています!ミツコさんの絵と字、感性、センスが私のツボで大好きです。同級生で誕生日もほぼ同じで勝手に親近感を覚えています笑
    どうかミツコさんらしく変わらず、これからもたくさん発信し続けてください。
    陰ながら応援しています!

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