今日12月13日は
テイラースウィフトの誕生日。
なので今日は彼女について書こうと思う。
まず初めに、私はテイラースウィフトが
とってもとっても好きである。
彼女の人間性を知れば知るほど
みるみるうちにその魅力のとりこになっていった。
最初はライブを見に行ったり
曲を聴いたり歌詞を覚えたりするくらいだった。
でも彼女の背景を色々と調べていくうちに
楽曲の良さや容姿の華やかさだけではない
スーパースターたる所以も
だんだんと見えてきた。
本当に、魅力的な人だった。
人に「どんな音楽聴いてるの?」と聞かれた時に
おしゃれなアーティストをあげなきゃと
強迫観念のようなものにとらわれる人も
世間では少なくないと思うんだけど
「このジャンルを聴いてるからおしゃれ」とか
「ああいう音楽を聴いているからダサい」とか
聴いてる音楽のジャンルから
人となりをうかがい知る風潮そのものが
私はあまり好きではなくて、
テイラースウィフトが好きだと人に言うと
「ああ、あの元彼をネタにして
曲書いてるシンガーソングライターね」
「キャッチーな恋愛ソングで
女子高生が好きな感じの歌が多いよね」
と言われてしまうのがどうも好きじゃなかった。
確かに彼女は過去の恋愛を題材にした曲が多いし
そんな等身大の歌詞がティーンの間で
人気を博して有名になったのも確か。
だから、世間では
「ネタにされた元彼がかわいそう」
「恋愛体質ですぐに交際相手を変えるテイラー」
という声が多いのも仕方ないことだとは思う。
それは本人も相当悩んでいたと公言している。
ただでさえ超がつくほどの有名人。
友達と食事に行っても
コーヒーを一つテイクアウトしても
大々的に記事になり
自宅マンションの前が観光スポットになってしまうほど
注目の的な彼女の恋愛を
世間は放っておくわけがなくて、
新しい恋人ができるたびに大きく報道された。
でもそんな彼女のすごいところは
容赦なく降り注ぐとてつもない数の批判や
誤解すらも歌にして、
それをヒットさせてしまうところ。
直接的な言葉で
「私は遊び人じゃない!」と否定するのではなく
「そんなに言うのならあなたたちの作り上げた私を
わざと歌にしてあげる。でも私は私。
それは絶対に変わらない」という姿勢を
決して崩さず
歌という武器を使って戦うのだ。
テイラーの批判的なゴシップが多く出て
ほとんど活動せず沈黙を貫いていたこの数年間。
テイラーはどこに行ってしまったの?と
ファンが思っていた矢先に
突然SNSの投稿が全消去され、
ブラックアウトした。
世界中が
「何かが起きる!テイラーが戻ってくる!」
とざわついたところに
「評判」「世評」と言う意味のアルバム
"reputation"を発表した。
痺れた。
かっこいいと思わざるを得ない復帰劇だった。
最初の頃のカントリー歌手だった
純粋無垢な少女時代からは想像できないほど
エッジの効いたとても強い女性となって
帰ってきたテイラー。
彼女を追い詰めたとされる相手に対して
曲中で「昔の私は死んだの。あなたがこうさせたのよ」
と言い放ち強烈なインパクトを与えた。
「いい子ちゃんだったテイラーはおしまい!
新生テイラーのお出ましだ!」とファンは大騒ぎ。
前からのファンだった子たちは嬉しさの反面、
寂しさも少し混じっていたように思う。
私もそのうちの一人だった。
でも、15曲入ったこのアルバムを聴くうちに
そんな寂しさはさらりと払拭された。
テイラーはとても賢い人で
今までも作品を出すたびに完全に計算した上で
ファンを驚かせてくれたと勝手に私は思っているんだけど
今回のテイラーはそれと同じように
最初にダークで尖った部分を全面にわざと出して
私たちファンに大きな衝撃を与えたかったのだと思った。
このアルバムは、トラックリストの時系列で
テイラーの心境の変化を表現しているらしいのだが
1曲目から最後の曲まで通して聴いていくと
同じアルバムに収録されているとは思えないくらい
めまぐるしい心の変化が伺えて
まるで氷が溶けていくかのように曲調が変わって
だんだんとテイラーのロマンチックな世界観が
取り戻されていくようだった。
まるで
「本当の私は今も変わらずここにいるからね」
というメッセージが込められているように感じた。
テイラーの根っこにある優しさや
ファンや恋人、家族を大事にする素晴らしい部分を
また感じることができてとても嬉しかった。
ものすごい速度で
流行ったり廃れたり忘れられたりしていく音楽業界で
こんなにもファンを楽しませて興奮させてくれて
その新鮮味を保つことがどれだけ大変なことなのか。
違う世界を生きる私には想像もつかない。
世界のトップにいるスーパースターのはずの彼女が
ファンのインスタライブに突然現れて挨拶したり
DMに返信したり、SNSでフレンドリーに交流したり
自宅にファンを招待してパーティを開いたり
クリスマスプレゼントを家まで届けにきたり。
「本当にあなたはスーパースターだよね?」
と問いたくなるほど
いつもファンに近い距離で接するテイラー。
とにかく目が離せなくて、
どこまでも心を掴んで離さない人だなと思う。
お世話になった人や支えてくれた人に
お花を贈ることで敬意と感謝を表現する
誠実な彼女も好きだし、
何をしていても気品が漂い
育ちの良さや人の良さが滲み出てる彼女も好き。
聡明で、寛大で、芯が強くて
弱い者の気持ちを理解して
真の優しさで人に接することができて
なおかつこんなにも創作の表現力に優れてる女性は
世界中探してもなかなか
いないんじゃないかと本気で思う。
こんなエピソードもあった。
自分のファンから「流産しやすい体なんだ」という
悩み相談を受けたテイラーは
ファンの子にすぐさま名医を紹介して
セカンドオピニオンを受けさせ、
そのお金も全てテイラーが負担したという話。
テイラーは他にもファンだけでなく
自分のチームのダンサーやその家族にまでも
そういった思いやり溢れる行動を
誰にアピールすることもなく
自発的に続けているのだ。
目立つ場所で大きな寄付をするセレブは沢山いても
一人一人の人間に対しこんなに温かい対応を
こつこつ続けられる人はそういないのではないかと思う。
また、今回のアルバムで初めて
セクシーな一面を見せる曲を出したテイラー。
Dressという曲中の
「あなたに脱がしてほしくてこのドレスを買ったの」
という表現の、あまりの品の良さに私は感動した。
どんなに色っぽいことを書いても
決して下品にはならず品を漂わせるこの感じが
彼女の素晴らしいところのひとつだと思う。
今の恋人ジョー・アルウィンとの出会いから
現在に至るまでの経緯と関係の変化、
秘めてきたテイラーの恋心もアルバムの中でわかるんだけど
歌詞の表現の仕方が今まで以上にパワーアップして
帰ってきたなと感じた。
ありがちで陳腐な言葉を並べてるんじゃなくて
とても儚くて、どこまでもロマンチックだった。
生まれ変わったと言われていたテイラーだけど
その繊細な心理描写のずば抜けた巧みさは
私が昔から知っている
大好きなテイラーそのものだった。
子猫のように純粋であどけなかった頃のテイラーも
恋多き都会風のグッドガールだったテイラーも
蛇のように強くたくましくなって帰ってきたテイラーも
全部変わらず
テイラー・スウィフトのままだったんだなと感じる。
世界中が注目する中ブレずに芯を貫き通す
彼女の生き方には、学ぶものが沢山あるなと思う。
「かっこ悪い」「ダサい」などと
どれだけ強く周りに批判されても
「これが私の生き方なの」と言って
ここまで自信を持って走り抜ける人はなかなかいない。
自分を嫌う人に何を言われても気にせず
見栄も虚勢も張ることはせず
「自分」を理解し、「自分」であり続ける。
そのスタンスを貫き続けるそんな彼女を
本当に魅力的に思うし、とても尊敬する。
好きにならずにはいられない人だった。
つい熱く語ってしまったけど、
最近描いたテイラースウィフトの絵を載せて終わります。
テイラー、お誕生日おめでとう!
大好きよ。
ブログ見にきました!!
返信削除テイラーのファンに対する距離とか
セカンドオピニオンの話とか
知らない話が盛りだくさんで
読んでよかったと思いました…(*´ω`*)
ミツコさんのテイラー愛が
ビシビシ伝わる記事ですね!!
Twitterのつぶやき(テイラーの結婚式のウェルカムボード書きたいという話)を見た時も思ったんですけど、
いつかミツコさんの絵がテイラーの目に
とまってこのテイラー愛が本人に
伝わる機会があればいいなあと思ってます。
なんか前に1度テイラーの絵のインスタのアカウント?かなにかにミツコさんの絵が載ったっておっしゃってましたよね!(ちょっとニュアンスが違ってたらごめんなさい…)
今のご時世ネットが普及しているおかげで
本人まで届くのも
夢じゃないと思うんです!!!
これからもたくさんテイラーの絵を描いて
息抜きしながらお仕事頑張ってください!
一読者として楽しみにしてます!!