今更だけど2017年のことを振り返る。
2017年は、今まで生きてきて一番
「分岐点」という言葉が当てはまる一年だった。
2月に決意して、生活を完全に切り替えた。
うまくいく保証もまったくなく
見切り発進で不安だらけだったけど
一度決めたからには突き進むしかなくて
ひたすら描いた。
この仕事を始めて
人間関係は前にも増してグッと狭くなったけど
新しい出会いもたくさんあった。
右も左もわからぬまま色々と始まって
戸惑う事も沢山あったし
緊張して喉の奥がビリビリする感覚も
初めて味わった。
考え出したらきりがないくらい
あの時もっとこうすれば
ああすればなんて事が頭に浮かぶけど
なんだか漠然とこの1年は自分のこの先の人生において
かなり重要で、必要な1年だったんだって気がしている。
今ありがたいことに少しずつ
漫画の仕事をいただけるようになって
だんだんと新しい課題も見えてきた。
ここ数ヶ月はとにかくその課題が重くのしかかってきて
苦しくて、もどかしくて、辛かった。
周りを見渡せば
絵が上手い人や才能に溢れた人がたくさんいて
常に自分の背後に嫉妬と焦りがあって
今の私がどうなりたいのか見えなくなったり
気持ちばかりが焦って
自分のしてきた点が線としてうまく繋がるのかって
不安と恐怖に押しつぶされそうだった。
誰にも相談できないし
何かで読んだ「創作は孤独」って言葉を
強く実感したここ数ヶ月間だった。
とにかく自分の絵が嫌で嫌で仕方なかった。
そんな時に、仕事でお世話になっている人から
長いメールをいただいて
その優しさと、親身に寄り添ってくれる
温かさに感動して、大号泣してしまった。
手を差し伸べてくれたり
理解してくれる人がいつも近くにいてくれて
それってすごいことだよな、
当たり前のことなんかじゃないよなと
この時改めて思った。
とってもありがたく思う。
今年は精神的な成長だけじゃなくて
自分が描けないものをどんどん描けるように
技術面も磨いていかないといけないと思う。
絵が上手い人を見るとまず第一に
嫉妬が出てきてしまう癖がなかなか抜けないけど
(新年早々君の名は。を観て新海誠さんと
野田洋次郎さんの才能に大嫉妬した。笑)
その嫉妬すらもエネルギーに変えて
とにかく今は練習を重ねようと思った。
さらさら描いてる人や
自分が欲しくて仕方ないセンスを持つ人の絵を見ると
「なんでこの人こんなに上手いんだよ~!」とか
「いちいちセンス良すぎだろ!!」って
パソコンの画面に向かって嘆きこぼす日もある。
早くそんな人たちに追いつけるようになりたい、
本当にそう思う。
とっても絵が上手い尊敬してる方に
おすすめしてもらった、
ルーミスの人体デッサンの本。
最近それを見ながらちみちみと
人物画を練習しているんだけど
これがまあ難しい。
今まで自分は一体何を描いてきたんだってくらい
とにかく難しい。
骨格とか筋肉とか
全然理解してなかったんだなぁと発見する日々。
そして凹む。
とりあえず上半期は
この本の内容を参考にしながら
練習しまくることにした。
ルーミスの言葉が
前書きと後書きに書いてあるんだけど
めちゃくちゃ熱い言葉で綴られてて
これを読むだけでも買った価値が
あったなぁと思った。
良い本を教えてもらって嬉しい。
その人から刺激をよくもらってる。
ありがたい限り。
絵に関してはいちいち凹んだり嫉妬したり
感情の起伏が追いつかなくて困るけど
一つ一つ習得して地道にうまくなりたい。
好きなもんばっかり描いて
基礎的なことから逃げてきたツケが今
回ってきたのかなとも思うから、
この1年は勝負だー。
はぁ。こればっかり言ってるけど
早く絵上手くなりたい。
時間ってどんだけあっても足りない。
良い1年になるといいなぁ。
魅力的な人間になろう。
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