2017-07-21

どん底からのてっぺん




今日は年に数回ある、

何をやっても上手くいかない日だった。


まず眼科へ行くのにバスを乗り込もうとした瞬間

段差につまずいて盛大に転ぶ。

結構派手に。ドスーンと。


近くにいたおばさんとお姉さんが

駆け寄って来て心配してくれた。


ありがとうございました…




めちゃくちゃ痛かったし

服も土まみれになるしバス停だったから

20人くらいに注目されるしで

この時点で薄々ともしや今日は年に3回くらいある

「何をやっても上手くいかない日」

なのではないかという予感があった。



そして眼科に到着。



数日前から両目がゴロゴロして

充血がひどいので診てもらうと

結膜炎と角膜に傷がつきすぎと言われる。


それに加えてお医者さんに

「君のメガネさ、乱視弱すぎだよ。

なんでもっと入れないの?

これじゃ全然見えないんじゃない?」

と言い放たれる。



その日かけていたメガネは

新しく作ったばかりで

劇団四季ミュージカル観賞用に

乱視を重視して作ったはずのメガネなのだ。


にも関わらずそれを言われて

わたしはかなり萎えてしまい

せっかく乱視のために作ったのに…

なんでなん…このメガネなんだったん…

と、ものすごくローなテンションになる。



目薬をもらいに調剤薬局に行き

そこで問診票を書こうとしたときうっかり手が滑って

バッグとスカートにボールペンでさっと線を引いてしまう。


洗えば落ちると呑気にかまえるも

ボールペンにしっかりと「油性」と書かれていて

私はさらにガン萎え。


もうだめ、もうだめだ今日は!と思ったところで

お腹が空いてたのでむしゃくしゃしながら

お寿司屋さんに入り、

ランチタイムの甘えび丼を頼む。



もう食べたらさっさと家に帰ろうと

固く心に決めていると

板前のおじさんに

「とびっこおまけで乗せといたよ!」

と言われる。



わたしは無類のとびっこ好き。


少し昔にハマりすぎて

とびっこ軍艦を食べるためだけに寿司屋に通い詰め

その度に板前さんに「え?注文間違えてないよね?」

と聞かれたことがあるほど大好きなとびっこ。


↓そのどハマり期間中のとびっこ記録のほんの一部がこれ。






そんなことがあり、

嫌な出来事だらけだった一日が

一気に喜びに包まれて、

帰り道にはふふんふふんと

鼻歌まで出るような一日になったのだった。


お寿司屋さんのおじさんのおかげです。


ありがとう。



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